より気軽にGnuPGを実用させるには、あなたはGnuPGの暗号化方式を利用又はサポートするツール群の中で広い選択肢が得られる。グラフィカルな画面でマウスボタンのクリックだけでほとんどの作業が出来る鍵管理ツールと、スムーズにメールの暗号化と署名を行えるメーラーソフト( Mail User Agents )などが挙げられる。こちらのウェブページ:GnuPG Frontends では、サポートツールのほとんどがリストアップされている。その中から、ここで幾つかを紹介する。
GPA 、GNU Privacy Assistant ( GNU プライバシー・アシスタント ) は、GnuPG の為のグラフィカルユーザインターフェースである。これは GnuPG プロジェクトよって提供された標準のグラフィカルフロントエンドである。あなたは GPA を利用して、自分のキーホルダをチェックするか、鍵をインポート、エクスポートするか、新規に鍵を追加ししたり、鍵の属性を修正したり、勿論鍵で暗号化、復号化をすることも出来る。
GPA のインストール方法は非常に簡単であり、単にアーカイブ( tar-ball )をダウンロードして、解凍し、後は次のコマンドを実行するだけ:
./configure; make; make install.
続いて、このツールを利用するには、次のコマンドを入力する:
gpa
Seahorse
は Gnome 上で動作する GnuPG の操作環境である。このツールでテキスト又はファイルを署名、暗号化、認証、或いは復号化を行うことが出来る。テキストはクリップボードから読み込むか、付属のシンプルなエディタでダイレクトに入力することもできる。同時に Seahorse は鍵の管理もでき、キーホルダに格納されている鍵のほとんど全ての属性を編集することができる。インストールするには、 Debian のパッケージ ( 今の時点ではRPMのパッケージはまだリリースされていない )を選択するか、ソースコードからコンパイルすることになる。ソースコードからインストールするには、他のソフトウェアと同様に、ダウンロード、展開、コンフィグレーション、最後は make install を実行する。この手順で Seahorse は /usr/localの配下に設置され、更に Gnome の「 アプリケーション 」メニューにランチャーが追加される。
KGPG は KDE デスクトップ環境をベースにした GunPG の操作環境である。KGPG も鍵の署名、インポート、エキスポートなどをサポートし、更に konquerer ( KDE 環境のインタネット・ファイルシステムブラウザ )のように、他の KDE ツールと動的に連携して動作する。
数多くのメールソフト(又は MUA )は GnuPG をサポートしている。その中でよく知られるのは少なくとも以下ようなものがある:
上記以外にも多数開発されているが、ここで全てを列挙するのは割愛させて頂く。
メーラーで GnuPG を利用して、あなたが受信した自分の公開鍵で暗号化されたメールメッセージを復号化することができる。また、自分のメッセージに署名を添付し、受信側は全ての内容が完全にあなたによって発信されたものができて、更に、受信者の公開鍵を利用してメール本文を暗号化してから送信することも出来る。
Mozilla 自身だけでは GnuPG をサポートしていない。Mozilla で GnuPG の暗号方式を使う為には、EnigMail というプラグインを利用する。このプラグインはユーザに利用されている Mozilla / Netscape にメーラー機能、一般的な GPG 、 PGP ソフトを利用した認証、暗号化機能を追加する。Enigmail は送信時にメールを署名し、暗号化する以外、受信時に復号化、認証を行い、更に公開鍵をインポート、エクスポートする機能を持ってる。
Mozilla の Extension Management ( Mozilla 系のブラウザソフトに付属するプラグイン管理機能 )を使えば簡単に Enigmail をインストールすることが出来る。必要な作業は単にここのダウンロードページであなたの Mozilla のバージョンに相応するリンクをクリックするだけだ。 残念ながら、 enigmail の RPM パッケージはまだ提供されていないようだ。
Evolution は名高い Linux 上で動作する MUA で、GnuPG に対しても優れたサポートをするソフトウェアである。暗号化されたメールを受け取り、復号化を行うのは勿論、標準で鍵の署名、認証機能を構えている。Evolution は inline pgp ( 一部の MUA で使われている非標準仕様 )ではなく、S/MIME ( 電子メールの暗号方式の国際標準仕様 )をサポートしている。メールアカウントの設定を行う同時に、GnuPGの設定を行うことができる。
Kmailは KDE デスクトップ環境で動作し、標準で GnuPG と PGP の暗号方式をサポートするメーラーである。メッセージに署名または暗号化を行うには、Kmail設定の ' Identity 'の項目であなたの GnuPG で設定されているUID (メールアドレス)を指定する必要がある。送信時デフォルトではメッセージは暗号化又は署名はされない。ツールバーにある 'Sign message' と 'Encrypt message' をクリックする必要がある。